「転倒が怖い」「最近つまずきやすくなった」「骨折が怖い」など
思うことはありませんか?
今回の記事では、上記のような転倒の危険度を測るテストをご紹介します!!
また記事の最後には、転倒予防の運動も紹介しているので是非実践してみましょう!!
目次
バランステストのチェック内容
バランス能力には主に3つの要素があります。
- 静的バランス能力
- 動的バランス能力
- 認知・注意力
今回の転倒度チェックでは、上記の3つのうちの動的バランス能力をみます。
具体的には、立ったり座ったり、歩いたりしている時など
体を動かしている時に姿勢を支える能力のことをいいます。
バランステストの方法
測定姿勢
Functional Reach Test
手をどれくらい遠くまで伸ばすことができるか測定するテストです。
測定姿勢
両足を揃えて立ちます。
次に、壁側の腕を90°の高さまで上げます。
測定手順
- 壁際に立つ
- 自然な状態で立ち、90°の高さまで腕を上げる
- 腕を上げたところに付箋などで目印を作る
- 足の位置を変えないように腕を伸ばす
- 腕を伸ばしたところに付箋などで目印を作る
- 付箋と付箋の間の距離を測る
- 壁に寄りかからないようにする
- 足の位置が動かないようにする
- 体をねじらないようにする
以上の3つに注意しながら腕を伸ばしていきましょう。
ふらつきや不安がある方は、誰かそばについてもらうか、椅子や壁など掴まれるところでテストを行うようにしましょう。無理は禁物です!
バランステストの結果
15cm未満の場合、転倒のリスクが高いことを示します。
手を伸ばす距離が15.3cm未満では転倒のリスクが高くなる
参考文献 Duncan PW, et al:Functional reach :predictive validity in a sample of elderly male veterans.J Gerontol 47:M93-98,1992
バランス能力改善方法
テストの結果はいかがだったでしょうか??
15cmは超えたけど体を支えるのが辛かった。腰が曲がって姿勢が崩れてしまった。
などあったかもしれません。
今回のテストのように手を伸ばす動作は日常生活では良く使われる動作です。
具体的には物を取ったり、ドアノブに手を伸ばしたりなど様々な場面で使われます。
ですので、今回のテストを姿勢良く、かつ遠くまで手を伸ばすようにできれば、
日常生活での転倒のリスクを減らすことができます。
そこでここでは、テスト中の姿勢を改善する方法、テストの結果をより良くするエクササイズを紹介します。
- 背中・肩甲骨、腰の筋肉
- お尻の筋肉
- もも裏の筋肉
- ふくらはぎの筋肉
- 足の指の筋肉 など
要するに、体の後ろ側にある筋肉を全体的に鍛える必要があります。
下記に筋力トレーニングの方法を紹介します。
記事をクリックして運動を始めましょう!
上記の運動を行い、姿勢良く手を遠くに伸ばせるように、
かつ手を伸ばす距離が15cm未満にならないように日々運動を行いましょう。
継続することで転倒や骨折のリスクを減らすことができます!
また運動に加えて、
定期的に転倒度チェックを行い、バランス能力が改善しているか確認していきましょう!
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Originally posted on 2020-05-31 @ 09:59
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