【テスト】これに当てはまると転倒する可能性大!!認知・注意力からわかる転倒度!

転倒度チェック 認知・注意力
ほし

当サイトをご覧いただき、ありがとうございます!
理学療法士のほしです!

「つまずきによる転倒が怖い」「最近物忘れが気になる」「骨折が怖い」など
思うことはありませんか?

今回の記事では、ある動きをすると日常生活で転倒する危険性が高いとされる動き
転倒危険度チェック方法をご紹介します!

まずはじめに運動には欠かせない、バランス能力について説明していきます。

バランス能力のチェック内容

テストする要素
バランス能力 認知・注意

バランス能力には主に3つの要素があります。

  1. 静的バランス能力
  2. 動的バランス能力
  3. 認知・注意力

今回の転倒度チェックでは、上記の3つのうちの認知・注意力をみます。

具体的には、会話をしながら歩く、考え事をしながら歩くなど
〇〇しながら動く時に認知・注意力を使います。

加齢に伴い、二重課題条件下での移動能力が低下し、転倒をひき起こしやすくなる

参考文献 Lundin-Olsson L,et al :”Stops walking when talking” as a predictor of falls in elderly people. Lancet. 349:617,1997

バランステストの方法

SWWT(Stops walking when talking)

SWWT(Stops walking when talking)

歩いている時に、質問をすると立ち止まるかみるテストです。

  1. 歩く
  2. 歩いている途中で、
    「今何歳ですか??」と質問する。
  3. 歩きながら質問に答えられるか確認する

「立ち止まらず歩いて」などアドバイスはしないでテストを行いましょう!!

アレンジ例

上記の質問は海外の研究を元にした内容のため、
質問しづらい場合もあると思います。

質問の内容はやりやすいようにアレンジしてみましょう!

アレンジ例

  • 昨日の夜ご飯は何を食べましたか??
  • 明日の予定は何ですか??
  • 買い物で何を買ってきましたか??

バランステストの結果

テストの結果
転倒ハイリスク結果

質問をされた時に、足を止めた場合は転倒する可能性が高い

下記が今回の記事で参考にした海外の文献です。

歩行課題に加えた副課題として「What`s your age?」という質問を行い、立ち止まってしまう高齢者では転倒のリスクが高くなることを確認。

参考文献 Lundin-Olsson L,et al :”Stops walking when talking” as a predictor of falls in elderly people. Lancet. 349:617,1997

バランス能力改善方法

バランス能力改善方法

テストの結果はいかがだったでしょうか??

もし質問をされて立ち止まってしまうなら要注意です!
生活の中で何かに気を取られて、
つまずいたり、しりもちをついたりして、転倒・骨折する可能性が高いです。

そのため対策として、認知・注意力を鍛えるトレーニングをオススメします!
下記に認知・注意力を上げるトレーニングについての記事を紹介します。
是非チェックして、転倒・骨折を予防しましょう!

認知・注意力改善 エクササイズ

加えて、杖などの補助具を使用するなど転倒を予防していくのもいいでしょう。

その他にも運動をやりたい方は、
下記のボタンをクリックして運動をはじめましょう!!

また運動に加えて、
定期的に転倒度チェックを行い、バランス能力が改善しているか確認していきましょう!

Originally posted on 2020-06-19 @ 21:40

ほし

理学療法士のほし(@ReActivityTokyo)です。
訪問看護ステーションで地域に密着したリハビリテーションを提供しています。

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